シーエスプランニング
シーエスプランニングの概要
シーエスプランニングは医療、介護、社会福祉、調剤薬局専門のファクタリング会社です。
健康保険組合や自治体の介護保険などの報酬債権ファクタリングに特化しています。
昭和54年創業で平成27年までは不動産業を行い、平成28年4月から｢終われるファクタリング｣というキャッチコピーでサービスを開始しました。
気になる実力と利用価値について検証をしました。
終われるファクタリングとは
後先を考えずにファクタリングを利用すると、本来の予定日に入金がなくなることにより慢性的な資金難に陥ることになります。
そこで、状況を打開するためにまたファクタリングを利用して…という負の連鎖が始まります。これでは元も子もありません。
本来資金難を乗り切るためにあるはずのファクタリングが、使い方によっては自分の首を絞める可能性もあるということを理解しなければいけません。
シーエスプランニングは、このようなファクタリングによる負の連鎖を未然に防ぐべく、利用者にとって最適なプランや終了時期を提案しています。
目先の資金調達ではなく、中長期的な資金難の改善を目的として利用するのに適したファクタリング会社と言えるでしょう。
全国無料出張
シーエスプランニングは東京に拠点を置く小規模業者ですが、全国出張料無料で対応しています。
最低6カ月という契約期間が設けられますが、診療報酬債権という特性上、問題視はされていません。
最短3日のスピード入金も可能なので、地方からファクタリングを検討している経営者にもおすすめできます。
資本金1,000万円の小規模業者
昭和54年創業という長い運営実績と、オープンな経営方針はクリーンな要素として評価できます。
しかし、高額な診療報酬、介護報酬、調剤報酬などの債権買取を行う会社にしては、資本金が1,000万円しかないのは不安材料と言わざるを得ません。
これまでの総取引数12万件以上という数字上の実績もありますが、貸金業務を行っていた大倉興業を吸収しているため、大半はファクタリング以外での実績かと思われます。
ファクタリング専門会社になってからはまだわずか数年ということもありますが、信頼性を高める意味でも資本金を増やす余地がなかったのか、と疑問を抱きました。
その他の事業は完全撤退
ーエスプランニングは貸金業、不動産販売を手掛けてきた会社ですが、平成28年にファクタリング業を開始して以降、完全にその専門会社となりました。
ファクタリングが本格的に普及したのはここ数年のことなので、ファクタリング業務の歴史が浅いこと自体はネガティブに捉える必要はありません。
気になるのは、貸金業や不動産販売をあっさり撤退してしまったことです。
時代の変化に応じて業態を変えるのはビジネスにおいて必要なことですが、幅広い分野に手を出しながら、あっさりとファクタリング以外の事業を終了してしまった点には、どうも不安を感じてしまいます。
もしかしたらファクタリング業務よりも良いビジネスモデルができれば、あっさりファクタリングからも撤退してしまうかもしれません。
老舗業者なので倒産するリスクは少なくても、将来的に継続してファクタリング業務を提供し続ける保証はありません。
総合評価
シーエスプランニングは｢終われるファクタリング｣という個性的なサービスを提供していますが、実際のところ内容はそれほど特別なものではありませんでした。
手数料は最高3%(審査に応じて別途保証料)、全国無料出張を行っているのでスペックは悪くありませんが、資本金が少なく、過去に多くの事業を撤退してきた経緯が気になります。
保険系の報酬債権ファクタリング会社の中では、スピーディーな対応をするなど小規模業者ならではの柔軟性を持ちますが、長期的に付き合っていくには不安を感じます。
手数料も業界最安水準とまではいきません。
2～3年でファクタリングを打ち切る予定であっても、しっかり他の業者とも条件を比較して検討するべきでしょう。
シーエスプランニングの口コミ
古くからある医療系ファクタリング会社として存在は知ってましたが、審査が厳しく（時間がかかる）、必要書類も多い気がします。
他社は、医療特化でなくてももっと柔軟に対応してくれますし、今どきこのやり方で業界に残っていけるのでしょうかね？
「終われる」ファクタリングって、普通ですよね…。そもそも終われないファクタリングってなんでしょうか？
医療機関専門の会社だということで使ってみましたが、専門的な強みなどは特に感じませんでした。であれば他所でもっと条件の良いところを使った方が賢いですね。
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